学級経営は常に流動的です。同じ日は一日もありません。
子どもたちの成長や関係性が日々、変化しています。みんなの居心地がよくなるための教室を維持していくためには、教師自身の学級経営も改善する視点を持つことが大切です。
この記事では、学級経営の改善方法について紹介しています。
学級経営の点検や評価
「PDCAサイクル」という言葉があります。P=プラン(計画)、D(o)=ドゥー(やってみる)、C=チェック(確認)、A=アクション(改善)。
もともとは、ビジネス用語として使われていましたが、学校教育の実践の場でも「PDCAサイクル」は使用されている思考方法です。
つまり、よりよい学級経営を行うためには、学級経営に点検や評価を加えることで、進化するためのサイクルが生まれるということです。

4月の学級経営は、計画的に始めることが大切です。そして、居心地がよい教室を維持していくために、点検や評価を加えることでより強固なものへと進化させることができるということです。
月末や学期末に自分の学級経営の点検や評価を行い、児童生徒の実態把握につなげて改善し続けることが大切です。
点検や評価方法の紹介
点検や評価の方法は様々ありますが、ここでは3つ紹介をします。
① アンケート調査
学校では学校評価を行うことが法律(学校教育法第42条)で決まっています。
小学校は、文部科学大臣の定めるところにより当該小学校の教育活動その他の学校運営の状況について評価を行い、その結果に基づき学校運営の改善を図るため必要な措置を講ずることにより、その教育水準の向上に努めなければならない。
詳細は、文部科学省HP「学校評価に関する学校教育法・学校教育法施行規則の規定」をご覧ください。
つまり、各学校は毎年度実施していますので、所属している学校のアンケート用紙を使用する方法が考えられます。
こうした、学校で蓄積されたアンケート用紙を活用するがもっとも手軽に実施できるアンケートの調査方法だと思います。
他にも、教育関係の業者によるアセスメントに関する書籍や商品を活用するのもアンケートの方法としてあります。
② 児童と個別面談
学校によっては、個人面談や家庭訪問を行うこともあると思いますが、学級経営を点検するために子どもたちに面談を実施するということも一つの方法です。
例えば、休み時間に一人ずつ面談をする機会を設けます(短い時間でも大丈夫です)。このことにより、コミュニケーションをとることや、教師が居心地がよくするための姿勢を伝えることができます。
児童のやりとりの方法やメリットは、「1%の「もしかしたら」を想像する人権感覚と声かけが、居心地がよい学級経営には欠かせません」をご覧ください。
③ 週案を長期的な観点で読み返す
担任は、授業時数をカウントするために週案を記していると思います。そして、その一週間の様子の概要を記述していると思います。
その記述内容や一週間の授業計画を学期のはじめから、読み返すことをおすすめします。例えば、特別活動や道徳科でどのような内容を取り組んできたのかを点検することにより、集団作りや道徳性を育成していく上で足りない面があることに気付くことができます。
また、週案を長期的な観点から点検・評価することで、改善面だけでなく、良かったところを想起することにもつながります。つまり、教師のモチベーションを高めることにも影響を与えてくれます。

点検・評価の後には目標の再設定
学級経営の点検や評価が良かった場合は、新たな自信をもって継続してほしいと思います。一方で、課題が見つかり、改善する必要性がある場合は、実態の把握と目標の再設定を行いましょう。
大切なことは点検・評価によって課題を把握したということです。もし、そのまま課題を放置したままだったことを想像すると大変なことが起きると思いませんか?
学級経営の点検・評価は学級崩壊の予防にもつながります。
つまり、学級経営の点検・評価はみんなが居心地よく教室で学ぶために予防的な役割を果たすというメリットがあります。
まとめ
学級経営の点検・評価はみんなが居心地よく教室で学ぶために重要な役割を担っています。
具体的な方法としては、以下の3点をおすすめします。
① アンケート調査
② 児童と個別面談
③ 週案を長期的な観点で読み返す
よりよい学級経営を行うためには、学級経営に点検や評価を加えることで、進化するためのサイクルを生みだし続けるということなのです。