この記事では、学級崩壊を防ぐためのポイントを紹介していきます。
学級崩壊を予防する
学級崩壊では、教師と子どもの信頼関係が途切れた状態になります。
このような状況にならないために、日頃の学級経営と授業づくりが鍵を握っています。
学習規律を整えて、生徒指導・生活指導を丁寧に実践していくことが予防のポイントです。
学級で飛び交う日常的な言葉にアンテナを立てましょう。
人権感覚を大切にする言葉遣いを学級の風土として定着させることで学級崩壊を未然に防ぐことができます。
なお、教師の人権感覚については、「１％の「もしかしたら」を想像する人権感覚と声かけが、居心地がよい学級経営には欠かせません」をご覧ください。
学級崩壊になる前に予防する意識をもって、日頃から信頼関係を築くことが学級経営の基盤となります。
学級崩壊が起きてしまったら組織的な対応を心がける
人と人との関係がうまくいかないことは、学校だけに限らず社会では起こりえます。
先ずは、そのような状況に陥ったとしても自分を責め続ける必要はありません。
学校だけに限らずに、どうしても人間関係がうまくいかない時には、第三者が介入して問題の解決へと導いていきます。
生徒指導は組織的に対応していことの重要性が『生徒指導提要』にも明示されています。
学校全体で対応していくためには、同僚や管理職の先生方に相談していくことが大切です。
わたしも、これまでの経験で他の学級の補教に入った経験が何度もあります。
そして、教職人生を歩んでいく上で、学校全体の総合力に頼ることが必要な時があることを忘れないでほしいと思います。
人権感覚を大切にした学級経営や授業づくりに向けて
繰り返しになりますが、学級崩壊は未然に防ぐことが何よりも大切です。
学校の先生は、責任が重い仕事ですが、「勤労の価値と喜び」を感じられる機会があります。
世の中は常に変化します。そして、自分自身を進化させていくことが大切です。
「自分と他者（教師を含む）を認める子どもたち」に対して授業をしている先生方の姿はとても生き生きしている様子です。
そして、教師の人権が尊重されることも大切なことです。
学級崩壊を防ぐためには、「居心地がよい教室」の文化を構築することが重要なのです。
学級経営の具体的な方法は、「小学１年生の学級経営のコツを解説します」や、
「教師が子どもたちと信頼関係を築くための方法について紹介します」をご覧ください。
