プロフィール

 

 

河野辺 貴則   

博士(学校教育学) 

四国大学・四国大学短期大学部 講師

本ページを開いてくれてありがとうございます。このブログを書いている河野辺貴則(かわのべ たかのり)と申します。

 

 

この記事では、本サイトの運営者である河野辺貴則の自己紹介をします。

 

わたしは、東京都の小学校教諭を勤めた後に、大学教員として教員を目指す学生の養成に携わっています。

また、都道府県教育委員会が主催している研修の講師(演題「学校における人権教育の推進」、「多様性の学級づくり実践研修」)として研究成果の還元に努めています(Zoomやオンデマンド教材制作も含む)。

 

講義やブログ、研修で大切にしていることは、「よいことを学んだ。実践してみようかな」と、実践へのスイッチ(選択肢)を増やすことや教職の魅力を伝えることです。

                 

 

ブログを発信するきっかけ

 

理論はもちろん重要ですが、具体的な実践も重要です。

 

双方を掛け合わせることで相乗効果が生まれます。

 

大学教員になり、これまでの実務経験や研究成果を還元するためには、情報を発信することが必要だと思い、HPを運営しております。

 

教職ブログで主に発信していること

① 人権教育や学級経営について

 

 

②  授業のポイントや実践例について

 

 

③ 研究活動などの報告

河野辺

 

 

テーマは多岐にわたりますが、本HPは「居心地がよい教室」の風土をつくり上げるための学級経営や授業の実践例を主に紹介します。

 

 

小学校教師としての活動実績

 
わたしは、高校生の頃から小学校の先生になることが夢でした。
 
 
そのため、大学生の時には、東京教師養成塾(東京都教育委員会)に入塾しました。
 
 
1年間継続的に教育実習をさせていただき、現場で教師としての基礎を学んできました。
 
 
その後、さらに授業の腕を磨くために、東京教師道場(東京都教育委員会)で授業力について2年間の研修を受けました。
 
 
その後は、東京都教育研究員(社会科)として研鑽を積み、東京教師道場のリーダーとして、若手教員の先生方(5~10年の経験者)を指導して参りました。
 
 
 
 


学級経営授業力は教師の基本です。そして、自分の腕を磨くと子どもが成長する確かな手応えを実感できます。
 
この間に、小学館の『小一教育技術や、明治図書『社会科教育』で執筆する機会をいただきました。
 
 
本ブログでは、これまでの経験や研究を基に学級経営や授業づくりのポイントや具体的な実践例を紹介していきます。
 
以下が学校教育における実務経験の一覧です。
 

東京教師道場リーダー:小学校社会科 東京都教育委員会(2019.4~2020.3)

新教育大学派遣研修生:人権教育に関する授業分析研究 (上越教育大学大学院) 東京都教育委員会(2016.4~2018.3)

教員採用試験ジョブアドバイザー:上越教育大学大学院 (2015.9.1~ 2016.3)

東京教師養成塾ゼミナール 講師:小学校社会科 東京都教育委員会(2014.10)

東京都教育研究員:小学校社会科 東京都教育委員会(2013.4~2014.3)

東京教師道場部員:小学校社会科 東京都教育委員会(2011.4~2012.3)

東京教師養成塾生:東京都教育委員会(2005.4~2006.3)

 

教育実践の受賞歴

 
小学校の教育実践の場で、研鑽を積み重ねていく中で、授業実践の開発にも挑戦しました。
 

 

「小さな社会人」を育成することを目指し、新聞記事を活用した教育実践は、第16回 東京新聞教育賞を受賞しました(2014.3)

 

京新聞 25617・25630号 掲載(2014.3)

 

その後、新宿区長や新宿区役所の職員の方々とコラボした教育実践は、第63回 読売教育賞 社会科教育 優秀賞を受賞しました(2014.7)

 

読売新聞  49727号 掲載(2014.7)

 

 
教師の仕事の醍醐味の一つに、教育実践を工夫できることが挙げられます。
 
子どもたちや地域の方々と共に取り組んだ教育実践はわたしの誇りです。
 

研究歴

 
「よりよい教育活動の実践」のためには、実践だけで限界を感じていた頃に、
 
 
理論的な学び深めるために東京を離れて上越教育大学大学院(修士課程)で研鑽する機会に恵まれました。
 
 
研究テーマは「人権教育の実践」についてです。
 
 
小学校は一つの教科だけではなく、生活指導や行事、道徳、特活等、様々なことを指導する必要があります。
 
 
そこで、社会科という教科だけにこだわらずに、学校教育全体を俯瞰するために人権教育を選択しました。
 
 
指導教員の先生やゼミの仲間、他の都道府県から派遣される先生方の存在に恵まれて、研究活動に励みました。
 
 
たくさんの新しい学びがあり、さらに研究を継続するために博士課程に進学しました。
 
現在の論文は下記のとおりです。
 
下記のリンク先の「PDFをダウンロード」をクリックすると論文が表示されます。
 

河野辺貴則「参加型人権学習「ランキング」の授業分析研究 ― 人権教育を通じて育てたい資質・能力の構成要素に焦点をあてて ―
(2017.9 日本教育実践学会、『教育実践学研究』19巻-1号、pp.1-13、【査読付】)

 

河野辺貴則参加型人権学習の授業改善に関する実践的考察 ― 「[知識的側面][技能的側面]重視型ランキング」の支援の視点 ―
(2018.3 日本教育実践学会、『教育実践学研究』19巻-2号、pp.21-31、【査読付】)

 

河野辺貴則「小学校1年生における参加型人権学習の学習成果に関する一考察   ― 人権教育を通じて育てたい資質・能力の構 成 要 素 の 抽 出 を 通 し て ―」
(2019.8 日本学校教育学会、『学校教育研究』34号、pp.174-187、【査読付】)

 

河野辺貴則「人権教育と道徳教育の関連性に関する分析的研究―人権課題に関わる道徳教科書教材に着目して―
(2020.9 日本教育実践学会、『教育実践学研究』22巻-1号、pp.1-16、【査読付】)

 

河野辺貴則「教職科目「生徒指導論」における実践的対応力の育成への試み―食物アレルギー対応に焦点をあてて-」

(2021.3 四国大学学修支援センター、『教育実践報告』第13号、pp.26-33)

 

河野辺貴則「人権教育と道徳教育の関連性に関する授業分析研究-ハンセン病問題を題材にした道徳授業記録に焦点をあてて-」

(2021.6 四国大学紀要人文・社会科学編 第56号)

 

河野辺貴則「参加型人権学習とモラルジレンマ授業の実践に関する比較考察」(2022.3 四国大学学際融合研究所、『保育・教育臨床研究』1号、pp.30-39)

 

河野辺貴則「事例①資料「人権教育と道徳教育の関連性に関する分析的研究―人権課題に関わる道徳教科書教材に着目して―」の査読プロセスの省察」(2022.3 日本教育実践学会、『教育実践学研究』23巻-2号、pp.16-17)

 

河野辺貴則「人権課題「アイヌの人々」を題材にした道徳教材に関する傾向と特色 ―道徳科教科書に焦点をあてて―」 , (2023. 四国大学研究紀要人文・社会科学編, 60号, pp.1-11 )

 

河野辺貴則「人権課題を題材にした道徳教材開発に関する基礎的研究ー内容項目の傾向と特色に着目して―」(2023. 四国大学学際融合研究所、『保育・教育臨床研究』2号、pp.20-30)

 

河野辺貴則「人権課題を題材にした道徳教材並びに授業実践に関する分析的研究―人権教育と道徳科の接合点を手がかりに―」(2023. 日本道徳教育学会、『道徳と教育』342号、pp.3-14【査読付】)

 

河野辺貴則「特別支援学校教諭免許取得プログラムに関するカリキュラムの構築 ―通信教育課程におけるサポート体制を中心に―」 , (2024. 四国大学全学共通教育センター年報, 第9号, pp.71-78 )

 

河野辺貴則「教育課程における人権教育指導資料の教科横断的な視点―各教科や総合的な学習の時間などに関する指導例示の分析を通して―」, (2024. 四国大学学際融合研究所、『保育・教育臨床研究』3号、pp.19-28

 

 

研究活動を進めていく中で、以下の賞を受賞しました。
 
第11回 辰野千壽教育賞 優秀賞受賞(上越教育大学より授与)(2018.10)
 
第 5 回 日本教育実践学会 優秀教員賞受賞(日本教育実践学会より授与)(2018.12)
 
第 3 回 日本教育実践学会 学会賞受賞(日本教育実践学会より授与)(2020.11)
 

 

以下が、博士課程の集大成である博士論文です。

 

博士論文

河野辺貴則「人権教育を通じて育てたい資質・能力の構成要素に関する実証的研究 ―「特別の教科 道徳」の授業分析を中心に―」兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科、2021年3月

 

博士課程3年生の際に、兵庫教育大学 学生表彰(博士課程:2021.3)を受けました。

 

現在は、四国大学で教職科目の講義・演習を担当しています。

 

著書

 

河野辺貴則『人権教育と道徳科の接合点―人権課題を題材にした道徳授業の展開―』大学教育出版, 2023.

 

専門分野 

人権教育 道徳教育 学校教育 授業分析

 

四国大学・四国大学短期大学部 担当授業科目 


生徒指導論、道徳教育、特別活動、保育原理

教職基礎、初年次ゼミⅠ、キャリア形成入門、通信教育課程Ⅰ、スクーリング指導Ⅰ

 

趣味

 

    珈琲を楽しむこと

    珈琲の写真は、教え子のご両親が営んでいる喫茶店での一杯。自分で淹れるのも楽しいですね。甘いものと一緒に楽しむのもいいですね。
 
 
 

 

    旅 ( 四国遍路 など)

 
 
新しい場所に行って、いつもとちがう景色を見てリフレッシュしています。
 

 

現在は、理論と実践を往還させた研究活動と教師に役立つ教育実践の普及に向けて尽力しています。最後までプロフィールを読んでくださり、ありがとうございました。

2023年8月30日に書籍を出版したことをご報告させていただきます。